2011年12月14日
[小太郎の日記]
一体どれだけ放置したのか。。。2年間もたってしまっている。僕もすっかり10歳を超え、ロマンスグレーの似合うおじさん猫になってきた。値差を最近「シニア」用に変えられ、そしたらシニア用のご飯は僕のデリケートなおなかに合わず、先月はよく戻したものだが、お姉さんは元のご飯に戻してくれたおかげで最近またすこぶる快調である。
今回の吐いちゃった事件でお姉さんは僕を「動物病院」に連れて行った。僕は男なら、戦うときは戦わねばならぬと最大限の抵抗をし、その結果タオルにぐるぐる巻きにされて、血を抜かれた。非常に不本意な結果である。しかし、おねえさんは、血の検査結果を見るのが怖いとか言いながらも覗き込んで、なにやら獣医さんとお話をしていた。
結果を言おう。僕の血液検査の結果は大きな問題はなく、胃腸がちょっと悪くなっただけ、とのことであった。最近になって、お姉さんは食べすぎのせいだ、と言っている。
僕の住む地はすっかりまた冬景色になった。お姉さんも車のタイヤを冬用に履き替えさせ、僕も寒いから仕方なく、お姉さんの布団に入ってやることも増えた。お姉さんは喜ぶが、僕としては、本当は一人で寝たい。
[雑記]
人様にブログをご紹介させていただくことになり。あわててブログを開きました。2年も放置していたんですね。ごめんなさい。私の近況は全く変わらずで、同じ職場で同じ猫と同じような毎日を過ごしています。何か面白い事件を最近は探していないので、今回を機に少し頑張ります。
2009年3月31日 火曜日
[小太郎の日記] 雪そして本日やっと晴れ
東京のほうはサクラが咲き始めているのに、青森県では昨日は雪が降った。窓から雪を眺めるのは楽しいが、寒い。早く春になってほしいものである。東北の春はまだ遠いようだ。
以前はおねえさんと一緒に寝るのは僕のオス猫としてのプライドが許さなかったために絶対に一緒に寝ないと決めていた。お姉さんがベッドに入るときは僕はソファーに寝ると決めていたが、この冬は寒かった。徐々に年取ってきた僕の体に東北の冬の夜の寒さはこたえるのである。たまりかねてお姉さんのフトンにもぐりこんだら暖かかった。背に腹は変えられぬ。しかたがないため最近寒い夜はお姉さんのフトンにもぐりこんでいる。春になったらまたひとりで眠る夜を楽しもうと思っていたのに、まだ夜はお姉さんと一緒がいいのである。
[雑記] 羊の子、ヤギの子
春はまだですが、大学の農場では子羊や子ヤギが生まれています。かわいいですねー。現在研究室でモルモットを飼っているのですが、羊の出産の監視のために学生は農場に行ったきりなので、モルモットたちは研究室から農場のほうに出張して学生さんたちにお世話をしていただいている常態です。私が出張が多くて世話が出来ないときだけのつもりが結局甘えてこちらに戻ってきてからもモルモットの農場出張は続いています。
本日農場のモルモットを見に行ったら子ヤギ出産のニュースを聞きました。生まれて2時間のほやほやヤギの赤ちゃんを見てきました。かわいいですね。命が誕生する春ですねー。木の芽も。。。と思ったのですが、その辺はまだまだで、4月終わり頃までサクラも咲きませんし、木に新しい緑の葉の赤ちゃんが出てくるのももう少ししてからです。
そして明日は4月1日。新年度のスタートです。4月から7月の前期は授業4つ、実習1つを担当しているので、週に4日間は何らかの講義をしていることになり、木曜日にいたっては2つも講義があります。これから講義を作って、講義して、課題をみて、出席確認して、と自転車操業の生活が始まります。さらに担任の先生でもあるので、130名のかわいい学生さんたちの個人面談の日々がまっています。さあ、忙しくなるぞー。がんばるぞー。
[写真] 生まれて2時間の子ヤギ達
「こやんぎ」は韓国語で「猫」だそうですが、今回は子ヤギ。双子の女の子が生まれていました。写真は「ゆきちゃん」たち。まだ本当の名前はついていません。ゆきちゃんというネーミングは「アルプスの少女ハイジ」を知っている世代でないと、分からないですね。お母さんはまだおしりから胎盤をぶら下げた状態でしたし、子ヤギ達もへそのうがぶらぶらした状態でした。明日の方がふわふわの子ヤギになっているというプロのお話を伺ったので、明日本物のカメラを持ってまたヤギたちに会いに行こうと思います。
2009年3月24日 火曜日
[小太郎の日記]
皆さん久しぶりである。ぼくはまだ死んでいないし、青森の雪に埋もれたわけでもない。お姉さんはここで、冬眠していたと書け、と言っているが、猫は冬眠しない動物であるから、それは嘘であることがばれるので書きたくない。実はお姉さんが日記をサボっていたために僕にも書くチャンスをくれなかったのである。最近の僕はのんびり青森の新鮮な空気を楽しむか、あるいはお姉さんと一緒に東京に行ってメトロポリタンライフを楽しんでいる。本日はお姉さんがなんと韓国に行ってしまったために東京で留守番である。僕だって、韓国でマッサージを受けたりおいしいブルゴギの一つも食べたかったが、僕のパスポートがないことを言い訳に、お姉さんはぼくを置いて行った。韓国のスペシャル猫缶のお土産を買ってこなかったら僕はぐれて家出をしようと思う。
僕の近況は。。。と思ったがここ10カ月くらい日記を書いていないために10ヶ月分も書くのはいやだ。とりあえず、ずっと元気であったことだけを記す。
[雑記]
小太郎の言う通り、なんと韓国にいます。ソウルです。昨日の月曜日から金曜日までの予定です。観光に来たと書きたいところですが、お仕事です。ほとんどボランティア仕事になっています。現在ソウルにはいますが、実はソウル大学のキャンパス内に閉じ込められている状態です。ソウル大学は山の中にあるので、車がないとどこにも行けない環境で、本当にキャンパスしか知らない状態です。ちょっとでも観光する時間あるかなー。と思っていましたが、本日観光する時間はないことが判明。その原因は、WBCです。獣医関係の方、白血球ではないですよ。野球です。野球を見るために大学生はテレビにかじりつき、やらなければならない授業はできない状態だったので、3日間の集中講義の1日目は半日講義となってしまいました。となると、この授業できなかった分は。。。明日と明後日びっちり授業をするということで、私に観光の猶予はここで与えられないということになったわけです。仕方がないです。
[写真]少しくらいですが、韓国の学生が野球を見ているところです
ソウル大学獣医学部の学生はインターネットでテレビを見つめ、みんなで野球を応援していました。もちろん打倒「いるぼん(日本)」!です。9回の裏に終わったら授業しようね、と言っていたのですが、9回の裏に3-3になって、授業どころではありません。でも大騒ぎしている韓国の学生たちが面白いので、大騒ぎしているところを写真に収めました。結局延長戦はどこまで行くか分からず、全クラス休講。結局その30分後には決着がついていましたが、負けた彼らの前で、私が授業をした日には、なんだか学生の目が怖いかもしれないので、今日は授業なしであす落ち着いてからのほうがいいでしょうね。さあ。明日はしごくわよー。
あれこれ。。
本当に4ヶ月放置しました。個人メールもほとんど見られないくらい1学期目は忙しい日々でした。授業を3つ、実習を1つ持っていたので、本当に準備でアップアップとおぼれそうな状態でした。つい先日まで成績を出すための採点などすべて終わり、職場がお盆休みに入った時点で私も一息つきました。これからは研究室の今までほおっておいた学生さんの実験に本腰を入れていきます。さらに、勉強できていないけれど、私の受験すべく試験もあるために勉強しなくてはいけないのです。
この職場に来て2年目、だんだん状況が飲み込めてきて、どこまで自分が関与できるのか、どこまで必要なら改革できるのかなどが分かってきました。分かってくると、なかなか難しい問題をはらんでいることも鮮明に分かり、日々の雑用で忙しい時は考えなかったことをこの5日間ほどで考えるようになっています。そして考えるとかなり落ち込んできます。どのように解決すればいいのか、分からないのです。人生って、思いも寄らない方向に進んでスリル満点で面白いけれど、でも、このまま思いもよらなかった方向に進んでいいものか。自分の気持ちに正直になって自分の夢のために自ら舵を取って方向転換すべきか、いつ舵を取るか、悩みどころです。夢をかなえてくれる母艦と思って乗り込んだら船長さんが言っていたことはぜんぜん違ったという状況で、どうしようもありません。同じ職場ではこの数ヶ月の間に何名も母艦を後にして自ら舵を切りました。私もそろそろ自らの舵を手に取る方がいいのかもしれません。
この職場は最近はやりの任期制を取り入れています。自ら母艦を離れる勇気やきっかけがなくても、すぐに舵を取る勇気がなくても3年半後にはどんなにたくさん授業を持っていて、たくさんの学生さんの卒論をみていても、後任がいなくても、母艦から親切にもちゃんと降ろしてくれるので、そこでしっかり舵取りが出来るように準備が必要ですね。任期とチャンス、どっちが先に来るか?!
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僕は小太郎である。4ヶ月間全く登場しなかったが、心配無用。まだ生きている。青森県を襲った2度にわたる地震で僕がへばったと思っていた皆様、僕は大丈夫。ちょっとびびったが、じっとしていたらとりあえず揺れはおさまり、電子レンジの上のものとか冷蔵庫の上のものが落ちただけで、僕は無傷であった。お姉さんも無傷であった。
さて、朝夕は涼しいのだが、やはり夏になって青森県も暑いのである。冷房のないお姉さんのアパートは蒸し風呂である。しかし夕方は窓から涼しい風が入ってきて気持ちがいい。窓辺で見ていると灰色の猫友達が遊びに来てくれるから、それも楽しい。
さて、僕はお姉さんの事を強制的に「お姉さん」と書かされているが、お姉さん、今日は近所の子供に「おばさん」といわれたらしい。めちゃくちゃショックを受けて、おせんべいのやけ食いをしている。そういうことするからおばさんになると僕は思う。生物学的年齢にはかなわないねー。自称「永遠の28歳」って言うのは、そろそろやめたほうがよいと僕は思う。