僕の検疫への道 その２

お姉さんが早朝から出かけていった。僕を入れているキャリーの中から色々資料を出して、一式持って家を出て行った。お姉さんは僕の検疫のための大事な書類だという。大事な書類が何故僕を入れるキャリアーの中にあるのかが不思議である。普通大事な書類というものは、ファイルにしてデスクの引き出しなどに入れるものではないのか？何故僕の入るところとといっしょくたなんだろう。
お姉さんいわく、今日はUSDA(アメリカの農林省みたいなもの)に僕の書類チェックに行ったらしい。運転すること片道1時間15分、事務所で待たされること1時間、チャックは5分、全部で約4時間かけて僕の検疫のための書類の最終段階は終わったらしい。いよいよ成田の検疫所に再確認を入れて僕は日本に発てるらしい。