ファッションショー

皆様、残暑お見舞い申し上げたい。ジョージアはまだ日中は暑いのだ。秋が来たらしいが僕は信じない。この前の日曜日お姉さんが「きれいなおねえさん」〔ちょっと古い?〕を見たいかと聞いてきた。僕はもちろんきれいなおねえさんたちを見たいから、おねえさんにくっついてダウンタウンに向かった。お姉さんが入って行った建物はWashington 通りにあるTrump Building。なかなかおしゃれな建物である。ここでHumane Society主催のファッションショーがあったのだ。Humane Societyとは、捨てられたペットを保護して里親を探すという団体だ。僕の住んでいるAthens市には市の運営する猫とウサギのためだけのHumane Societyがあり、その施設はおんぼろで、獣医大学のある市なのに、猫とウサギしか里親探しが出来ない。捨て犬たちはすぐに保健所(animal control)に連れて行かれ、持ち主が現れるまで5日間待って安楽死となる。犬には新しい飼い主のところに行くチャンスもほとんど与えられない状態だ。これでは駄目だと昨年から資金を集めている。今回僕の行ったファッションショーも、一人入場は20ドルで、収益はすべてHumane Societyのために使われる。
集まった人たちはみんなきれいな格好をしてお酒を飲み、おしゃべりを楽しんでいる。お姉さんも学校のお友達や仕事仲間に会って楽しんでいた。1時半になり、メインイベントのファッションショーが始まった。僕は人間たちに比べると小さいから、ショーが見られる席に行くのが大変だった。
ファッションショーの洋服はすべてAthens市にある洋服屋さんからの寄付でまかなわれたらしい。モデルさんはみなジョージア大学の学生や先生たちであった。今回の催しの責任者がジョージア大学の病理学の先生だったため、僕のお友達であり、眼科のレジデントをしている獣医さんや、獣医の学生さんたちが沢山モデルとなっていたらしい。結構本格的にお化粧をし、髪の毛もセットされていて、本当にきれいなおねえさんたちがいっぱい見られた。
僕はすっかりシャンパンで酔っ払い、目の保養をさせてもらった。楽しかった。これで、僕の猫仲間も助けられるかと思うといい事をした気分だ。来年の2月はバレンタインダンスパーティーがあるらしい。これも資金調達のためだ。バレンタインのダンスパーティーはおねえさんとでなく、白猫のゆきこさんを誘うかな。