久しぶりである。コンピューターを打つ僕の技もこれでは鈍ってくる。せっかくの天才猫の名がこれでは廃ってしまう。全部、なかなかコンピューターを打たせてくれないお姉さんのせいである。
さて、感謝祭の連休の笑い話をしよう。お姉さんがお友達のうちの犬たちと猫の面倒を見ている間、僕と僕の天敵Ziggyはなぜか留守番をさせられていた。お姉さんは夜中は僕たちのことを置いて、お友達の家にいて(あっちの猫や犬のほうがかわいいのか、頭にくるな)、早朝に僕のいるアパートに帰ってきて僕とZiggyの相手をするのだ。連休4日目の朝早く、おねえさんが帰ってきた。鍵穴に鍵を差し込むから彼女だとわかるのだ。僕もZiggyも中でわくわくと待っていたが、いつまでたってもお姉さんは入ってこない。鍵穴をがたがたやっているだけだ。僕は辛抱強く待っていたが、Ziggyはワンワン吠え出した。40分後であろうか、お姉さんはやっとアパートの中に入ってきた。めちゃくちゃ疲れた顔をしている。僕は腹ペコで、Ziggyは漏らしそうだったらしい。とりあえず、皆やることをやってから僕はお姉さんを食堂に座らせ、朝なぜ僕たちに部屋に入るような入らないようなフェイントなんか、かけたのか聞いた。お姉さんは、なんと、鍵が働くなってドアを開けられなかったらしい。お姉さんは蒼白になりながら早朝の6時半に管理人さんに電話してSOSで助けを呼んだらしい。鍵が壊れたのでなく、ただ、鍵が古くなって、油が切れて回らないということだったらしい。3ヶ月くらい前に、硬くなっているから油さしておいてね、と頼んでいたらしいが。。。お姉さんは久々にめちゃくちゃあせったらしい。アメリカのことだから、連休が明けるまで助けられませんなどといわれると思ったらしい。
Ziggyと僕はまだ冷戦状態である。なぜ、あんな化け物が僕のアパートにいるのか、実に不思議である。もう僕はお姉さんにとって大事な猫ではないのかもしれない。そろそろ家出でもしてやろうか。。。