お姉さん戻る

なんだか100万年くらいお姉さんがいなかった気がする。しかし、お姉さんのお友達たちが僕に会いに来て下さって、僕といっぱい遊んで下さった。お姉さんよりずっと親切で、おやつもいっぱい頂いた。もうお姉さんなんかいらないとさえ思った。だからお姉さんのお友達が家にいらっしゃるとき、僕は、かわいい声で、「いらっしゃーい、にゃー｣と鳴くのだが、お姉さんが帰ってきたときは無口を決め込んだ。ふんだ、お姉さんなんか留守ばっかりで嫌いだ。