僕の検疫までの道 その1

kotarocat2006-11-10

お姉さんが先日かけた電話はやはり病院に僕を連れて行くためであった。11月8日、くもり、僕はチーズの塊にだまされてケージに入れられ、途中からの抵抗むなしく車に乗せられ、病院に連れて行かれた。しばしの間僕は猫の入院室に押し込められ、にゃーにゃーないて助けを求めたが冷たいお姉さんは檻の外から僕をからかうのみである。
閉じ込められて2時間、お姉さんが僕を救いに来たかと思ったら今度は診察室に連れて行かれ、あちこちを触られた。さらに、お尻に体温計なるものまで入れられた。生きた心地がしなかった。
その後、また檻に閉じ込められて3時間。今度は白衣を着た獣医の先生さんに出され、僕はまたあちこち触られた。このときはお姉さんがツナ缶を持ってきていたため、僕はツナ缶を食べながら「モー」といって抵抗したが、受け入れてもらえず、10分間の「身体検査」なるものを受けた。
家に帰って、お姉さんに文句を言ったら、「小太郎、あなた1キロも太って、体重7キロとは何ですか。これからきっちりダイエットです。」といわれた。お姉さん自分を完全に棚に上げた発言である。
水曜日は注射がなかった。しかし、今日、自宅で、また僕が幸せにツナ缶を食べていたら、お姉さんが僕の右足の皮下に針をつきたて、FVR-CPワクチンなるものを打ってきた。
もう絶対にお姉さんは信用しないと心に決めた。