ジャスティス君

写真のジャスティス君は1週間齢位の子馬です。初産のお母さん馬は自分の子馬を見てびっくりしてしまったらしく、ジャスティス君を受け入れなくなってしまったのです。ちょっとすっ産後の痛みもあったのかもしれません。初産の馬に好く見られるFoal rejectionです。
ジャスティス君が行動診療科に訪れたのは生まれて1週間もたってしまったため、もうお母さんにつけることは難しくなっており、結局馬の社会性を身につけさせるためにも、乳母を捜していましたが、見つからず、結局やさしい面倒見のいいオスの馬に面倒を見るようにお願いした症例です。
1年半ほど前の症例です。いま、ジャスティス君はどんな青年馬になっているのでしょう?飼い主さんとともにテキサスに引っ越したので、現在の状況が分かりませんが、いい馬に育っていることを願っています。