ここ2−3日僕は書きたいことがいっぱいあったのに、おねえさんはパソコンを開いてくれなかった。その理由を僕は知っている。僕に日記を書かれると「やばい」からである。金曜日と土曜日、お姉さんは夜中まで帰ってこなかったのだ。僕がおなかをすかして待っていたのに、どっちの日も夜の11時ごろまで帰ってこなかったのだ。僕が一人で留守番していて、飢えているというのに。。。きっと悪いことをしていたに違いない。何故分かるかって?金曜日は帰ってきたら知らない猫の匂いがズボンについていたんだ。土曜日にいたっては数十の違う犬の匂いがついていたんだ。僕がいぬ嫌いだと知っていて、そういう匂いをつけて帰ってくるとはけしからんと僕は思う。僕は断固抗議したかったんだが、あまりにもおなかがすいていたので、帰って来たとたんに甘えてご飯をねだってしまった。なんと言う有様だ。今度は絶対に、断固として、きつくお姉さんをしかるつもりである。
日曜日はひどく反省したのか、お姉さんは1日中家にいた。遊んであげようと何回かからかってみたが、あまり反応がよろしくない。よくみると、紙切れ何十枚も必死で読んでいる。本当に必死そうであった。人間語はよく分からないが、お姉さんがお友達の電話に答えていたところの情報によると、宿題があって、ペーパーを読んで、月曜日にそのペーパーの発表があるらしい。僕と違ってお姉さんは怠け者だから前日まで何もやっていなかったらしい。今頃あせってもしょうがないのに。
そうそう、今日はいいことがあった。退屈しのぎにおねえさんの足をかんで暴れていたら、ターキーのハムをちょっとだけもらえた。さらに食卓に上がって遊んでいたら卵が落ちていたので、それをもらった。多分何かのご褒美だったのだろう。「ちょっと静かにしていてよ」と、「そこにのったらいけないでしょ」という言葉に対してのトレーニングは受けていないが、いいことらしい。今度も暴れたらいいものもらえるかな?