何もない数日である。何か楽しいことはないのだろうか。日記を書くのにネタを探さねばならぬとは、情けない。
仕方ないから、僕のトイレの話でもしよう。お食事中の方はこの日記を読まれぬよう。。。さて、初めておねえさんのうちに来たとき、お姉さんは猫のトイレなるものを買ったことなく、近所のペットショップで、ふた付きトイレ(トイレの上に高さ30センチほどのプラスチックがかぶさる形のトイレで、猫が用を足しているのが人間から見えないし匂いがトイレから出るのを抑えるので人気のある形のトイレ)を買ってきた。お姉さんがペットショップまで行く間日本から持ってきたと思われるおせんべいのあきかんで用を足していた僕としては新しいトイレは嬉しかった。しか〜し、僕は体重6キロの大型の猫、トイレは小さな猫さんようで、僕にとっては洞窟のような中に入って体をひねりながらの用足しは大変であった。だからたまに外のカーペットの上でトイレを済ませたりもしたのだ。
ジョージアに移っておねえさんは大学のエライ先生の講義を聞いてぼくのトイレについて思ったことがあったらしい。これは小さいし、ふたがしてあるからにおいがこもって僕のトイレはくさいと分かったのだ!
お姉さんは自分の誕生日にプレゼントとしてウォルマート(いわゆるアメリカの雑貨屋である)で5ドルのプラスチックの収納箱を買ってきて、そこに猫のトイレの砂を入れてくれた。
今や僕のトイレは僕の自慢である。まず、広いのだ。70センチくらい幅がある。僕は新しいトイレができてから5−10分トイレで時間をつぶすようになった、穴を掘って用を足してきちんと埋めるのだ。ああ、しあわせ。お姉さん、今度は大理石の箱に、テレビが付いていて、バニラのキャンドルをふちにのせたトイレをもらえないかな、あなたの誕生日の日に。。。