僕はかわいい?

今朝、おねえさんが出かけるに当たり、いつものようにミルクを少しくれた。僕は留守番が嫌いだから、おねえさんが出かけるのを目の当たりにしてみると結構悲しくなるのである。だからお姉さんは、僕に大好物のミルクをくれて僕がミルクを飲んでいる間にそっと出かけているのだ。しかし、僕はおねえさんが出かけた後は外の駐車場に姿を見せるというのは知っている。今朝はミルクを飲んだ後、窓辺に走っていって外を見たらちょうどお姉さんの車が出発するところだった。暇だし、動くものを見ているのは好きだから車をずっと目で追っていた。
お姉さんは朝忙しいくせに僕が見ているのに気付いたらしい。そのあと、駐車場から出ずに何度も車をぐるぐると走らせ僕の様子を伺っていた。ひそかに、「小太郎、かわいいな〜」とつぶやいているのが見えた。
へへ、僕はやはりかわいい猫なんだな。だったらおねえさん僕をもうちょっと大切に扱ってほしいものだ。まずは僕の食事改善からだな。毎日ツナを買って帰ってきてもらいたい。