レジデント、インターンのお別れ会

アメリカの学校は日本と違って7−8月に学校の学年が変わります。だから夏の5−8月は卒業そして進学のとき、また新しい門出の季節でもあります。獣医教育病院も先日新しいインターン(研修医1年生)の人がやってきて、6月の終わりに今までのインターンたちはここでの研修期間を終わらせ、新しいところに旅立ちます。レジデント(専門医になるための研修医)たちも3年間の研修を7月の末に終わらせ、新しい職場へと旅立ちます。そこで今日は教室で新しい門出を控えたインターン、レジデントたちのお別れ会がありました。一人一人をスライドを使って先生たちが紹介し、その人たちをさんざんからかったり馬鹿にしたりして学生たちから笑いを取り、1−3年頑張った人たちを送り出すのです。
たとえば、Dr.何とかはニューヨークからのヤンキー(NY出身の人のことを言う)で、ニューヨークの混雑はお手のもののはずなのに、南部のジョージアに来たら道に迷いまくっていた、ニューヨークのどこにいたんだ、とか、Dr.何とかはおなかがすくと学生たちのお昼を奪って食べていたからこれからは学生の健康をを守るために彼女には1年分の駄菓子を贈呈するとか、くだらないことを言ってからかうのです。
へらへら笑いながらプレゼンテーションを見ていましたがふと考えると来年は私が蹴りだされる番なのです。え〜、何を言われるのか?私は日本人、もちろんLの発音とRの発音はこんがらがっていますし、ときとしてアメリカ人にとってはすごい事を言い出します。
有名どころでは、飼い主さんへの手紙に「clap your hand to distract the dog's behavior (手をたたいて犬の行動を中断してください)」と書くところを「cRap your hand...(ウンチとして手を出しなさい)」と書いてしまい、ボスが呼吸できなくなるほど笑ってしまった、などの大間違いは日常茶飯事なのです。
これからはぜ〜ったいに変なことは言わないようにしよう、必要以上にしゃべらないようにしよう、と心に誓ったのであります。でも、心に誓った今日、飼い主さんにまた変なことを言って、学生さんがのけぞっていました。あ〜あ。。。。何を言われるんだろう。