飼い主さんからの苦情

これ。。。。絶えません。特に料金関係で。先日お話した仔犬の飼い主さん。メールにて、私たちの診療費が高すぎると抗議してきました。3時間半も時間を割いて、取った金額は80ドル。これ、アメリカの獣医の診療報酬としては激安なのですが、飼い主さんは最初40ドルだと思ったらしく、倍も取られたといってすごい剣幕で抗議されました。
アメリカの獣医、あるいは医者の診療報酬はめちゃくちゃ高く、私もこっちに来たときは、3時間の診療に400ドルも取る自分に対してなかなか受け入れられない状態だったのですが、病院の方針なので、大金を取っています。ちなみに私のお給料は学生(研修医だから)という身分なので、めちゃくちゃに安いのよ〜。料金の話になるといつも日本人である私(自分のサービスに対しての料金なので、400ドルもしているとは思えない)とアメリカで獣医師であるということ(社会的地位がすごく高く、獣医の時間1時間は100ドルほどと計算される)が心の中で戦っていて、料金に対する苦情や話し合いは大の苦手です。
そのうち価値観の違いとか、動物に対しての感情の違いなどについてもお話していきますが、異国の地で異国の価値観の中で命に対しての仕事をするということはすごくストレスになることがあります。1週間に最低1日は、もういやだ、日本に帰る〜、とないています。。。同居猫の小太郎は嫌がりますが、彼を抱いてめそめそする割合は大学院生のときに比べて高くなりました。小太郎、いい迷惑でごめんね。