T-Touch seminar

本当は、お祭りの方にずっといたかったのですが、T-touchセミナーが土曜日の3時からあったので、そちらに参加しました。実は3−4週間前、アトランタまでこのセミナーを受けに行って、セミナーに対しての消化不良、まったく理解せずに帰ってきたのです。理解していなかったのは、私だけでなく、Athensから参加した友達すべて(5人)だったことが判明し、私たちのセミナーに対する感想を読んだ主催者が、なんと、Athensまで行ってただでもう1回セミナーしてあげるから来てくださいという再試(これはよく受けたので得意)ならぬ再授業だったのです(こんな良心的なセミナー主催者初めて!)。
今回は少人数ということもあり、とっても分かりやすいよいセミナーでした。日本でも一部の犬のトレーナーさんや獣医師の間で知られているT-touchというものですが、初心者の私がこの日記で正しくご紹介するのは、難しいので控えさせていただきます。簡単に言えば、このt-touchという技術(マッサージのようなもの)を動物にすることで、動物の不安感などを取り除けるというものなのです。
動物を手や指で軽くマッサージのようなことをしたり、布で体を巻いたりということが直接どう動物の不安症や攻撃性を減らすのか、科学的には何も説明がなく、ちょっと宗教的になってしまうのが気になりました。しかし、実際のマッサージのような手つきを見、その哲学を聞くと、結局のところ動物と飼い主との穏やかな、やさしい関係を築くというものだと思いました。治療法としてこのマッサージのようなものだけを使いたいか、ときかれれば、科学的根拠がないので「処方」したくはありませんが、治療の手助けとして、穏やかで優しい飼い主と動物の関係を築くという意味で、ちょっと取り入れていってもいいかなと思いました。
今回の目的は、飼い主さんに、T-touchについてどう思うか、などと聞かれたときに何も分からないと、答えに困るので、色々知りたいという目的でいったのです。びっくりしたのは、講師の方が本当に良心的で、お金のためでなく動物と人間の健康的な絆を強くしたいという思いだけでここまで親切に私たちに教えてくださったことで、彼女に心から感謝します。