動物行動診療

猫の話

最近私の所属する獣医行動学診療科に家の中で飼っているほかの猫を襲ってしまう猫が来ました。この猫は再診での来院だったのですが、過去に試した3種類の薬も効かず、ベビーゲートを家の中においてもらって攻撃猫と攻撃される猫を分けて、ゲートを挟んで行…

ショックカラーの話

Shock collerとは電気ショックを与える首輪のことで、犬の訓練に使われています。日本にいた頃わたしはあまり使われているのは見ませんでしたが、今はどうなのでしょうか?ここアメリカ、では、これを好んで使うトレーナーさんがたくさんいらっしゃいます。…

今日は忙しい1日

今日は珍しく3例も症例がありました。獣医動物行動学科は人でいう精神科、あるいはカウンセラー科と似ているので、1つ1つの症例にかける時間が長いのです。初診だと一家族に3時間以上かかることもあり、再診だと1症例に1時間半は時間をとるようにして…

今日の症例

今日来たKobyちゃんは興奮すると同じうちで飼われているほかの犬をかんでしまうという犬でした。1月に初診できたのですが、今日はコービーちゃんの再診日でした。コービーちゃんは興奮するとかみかみ犬になるのも問題だったのですが、頭や肩を触られるのも…

明日の症例の話

私の所属する行動学科では、飼い主さんに来院前に10枚ほどで、動物に関する質問が25個くらいある質問書に動物の生い立ちや、問題となっている行動について書き込んでもらうことになっています。書き込んでもらったこの用紙はファックスあるいはメールで…

機嫌が悪かったの?痛かったの?

今日の患者さんはシェパードとチャウチャウが混ざったような犬種のふわふわの男の子(オス犬)。飼い主さんたちが食事をしていた際に謝って犬を踏んだか触ったかしたら、うなって飼い主さんに噛み付いたらしいのです。そのほかにも犬をまたいだり、犬の横を…

飼い主さんからの苦情

これ。。。。絶えません。特に料金関係で。先日お話した仔犬の飼い主さん。メールにて、私たちの診療費が高すぎると抗議してきました。3時間半も時間を割いて、取った金額は80ドル。これ、アメリカの獣医の診療報酬としては激安なのですが、飼い主さんは…